いつもは編集のみの担当の私nanayouですが、たまには記事を執筆してみようかと思い立ちまして。
さて酒好き初心者の私が書ける記事はなんだろうと悩んだ結果、
王道ではありますが飲んでみた記事を書いてみようかと。
というわけで私が今回ご紹介するのはこちら。
静岡県伊豆市は万大醸造合資会社さんより、”やまもも酒”。
半年ほど前に伊豆へ旅行に行った際に購入したリキュールなので、すでに量が少ないです(笑)
確か伊豆高原駅のお土産屋さんで買ったものだった気がします。
こういった旅行先のお土産屋さんや道の駅って、そこの地場産のものを使ったお酒が売っていたりするので楽しいですよね。
そもそもヤマモモなる果物を食べたことはないのですが、改めて飲んで感想などをば書かせて頂こうと思います。
やまもも酒基本情報
【種別】リキュール
【アルコール分】11%
【果汁】7%
【内容量】720ml
【原材料】やまもも・アルコール・糖類 / 酸味料・香料・アントシアニン色素
【製造】万大醸造合資会社
果汁表記があるということは、漬け込み方式ではなく果汁を事前に絞って混ぜている形の作り方ですかね?あくまで推測ですが。
アルコール度数は11%で、一般的な海外産のリキュールと比べると少し低め。
だいたい赤ワインと同じくらいの度数ですね。
色合いは鮮やかな赤みがかったピンク色。アントシアニン色素も入っているので、果実そのままの色というわけでは無いようですね。
製造元である万大醸造合資会社さんは伊豆半島で唯一の蔵元だそうで、純米大吟醸”豊楽”、純米吟醸”萬燿誉富士”を始めとする日本酒の他、焼酎、リキュール類を製造しているようです。
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そもそも”やまもも”って?
”やまもも”とは、ヤマモモ科ヤマモモ属に分類される日本や中国、インドに自生する果物です。英名はRed bayberry。1.5cmほどの大きさのつぶつぶとした赤くて丸い実をつけます。
日本では関東南部~沖縄の暖かい地域で自生しており、伊豆高原地区が実のなる最北端と言われています。
旬の時期は6月中旬~7月中旬の一か月程と短め。
名前の由来はその名の通り「山の桃」。山に生え桃のような果実をつけることから名付けられたようです。
しかしバラ科に属する桃とは無縁の植物とのこと。
独特の酸味と甘さを感じさせてくれる果物で、生で食べられるのはもちろん、シロップ漬けやジャムなどでも食べられるようです。
しかし傷むのが非常に早いので、旬の時期しか生で食べることは出来ません。
ですのでもし大量に入手して生で食べきれないなーなんて時は、お酒に漬け込むなどの保存の効く調理方法をとったほうが良さそうですね。
テイスティング
さて、それではいよいよテイスティングしてみます。
冷やしてストレート、ロック、ソーダ割がオススメなようなのですが、今回はストレートとソーダ割りで試してみたいと思います。
ストレートで頂く
グラスに注いだ色合いはこんな感じ。ボトルで見るよりもさらに鮮やかな赤ピンク色。
カシスクレームとかほど粘度は高く無いですね、さらっとしてます。
グラスに鼻を近づけると、香りの広がりがすごいです。みずみずしさも感じるような甘酸っぱい感じ。
それでは一口・・・。うん、香り通りの甘酸っぱい味わい。甘さがしつこ過ぎないのでスッと消えてくれます。
酸味があるので桃というよりもスモモに近い感じの味わいですねかね。
ただ、あまり骨がある味では無いので割ったりするとどうなるか気になるところ。
ソーダ割で頂く
ということでお次はソーダ割で試してみましょう。
綺麗は淡いピンクになりましたね。桜リキュールとかの色合いに近い感じ。
香りは、ストレートよりもさらに爽やかな香りが炭酸とともに上がってきます。
味は…こちらも香り通り爽やか。夏に飲むのにぴったりですね。すごくすっきりとした味わいなので、食事との相性も悪くなさそう。
ただストレートで前述した通り骨のある味わいでは無いので、ソーダで割るときは比率に要注意ですね。
今回はヤマモモ30ml、ソーダ80mlくらいで作ったのですが、ちょっと薄く感じたので”ヤマモモ1:ソーダ2”くらいのほうがいいかもしれません。
果実の説明で言われてたように、甘酸っぱく爽やかに飲めるリキュールでした。
旬が6~7月ということで、その時期にぴったりな味わいという印象。まぁリキュールなので旬は関係無いかもしれませんが(笑)
ただストレートでもソーダ割でも言ったように、どっしりとした骨のある味ではありませんので、ソーダなどで割る時やカクテルで使う場合は、比率に注意したほうが良さそうです。
nanayouのオススメカクテルレシピ
作成法:ビルド
ヤマモモ酒・・・30ml
グレープフルーツジュース・・・30ml
ホワイトキュラソー・・・1tsp
ソーダ・・・適量
柑橘系が合いそうでしたのでグレープフルーツジュースを加えてみました。
それともう少し複雑さと甘さ、アルコールのコシを強くしてあげるイメージで、ホワイトキュラソー(コアントロー)を少量加えました。
グレープフルーツの苦味の中にヤマモモの爽やかな甘酸っぱさが加わって、バランスよく纏まったんじゃないかなぁと思います。
ソーダをトニックウォーターに代えても美味しく飲めると思いますが、トニックの種類によっては甘すぎてしまうかもしれませんので、その時はソーダもプラスしてみるなどして調整するといいかもしれませんね。
非常に飲みやすいので食後の口直しとかにゴクっと飲むのもいいかもしれません。
いかがだったでしょうか。今回手に取ったのはヤマモモ酒でしたが、伊豆にはその他にも様々なご当地酒が置いてました。
旅行へ行った先での楽しい出会い。
みなさんも是非そのご当地ならではのお酒を試してみてください。
文:nanayou
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