大体ジントニックと呼ばれる定番中の定番カクテル
居酒屋等でも最近ほぼ確実に存在する、有名度合いとしてはカシスオレンジに並ぶであろうザ・カクテル
そしてバーテンダーが初めてのお客様に頼まれると緊張すると言われるカクテルの1つ
バリエーションというか、選択肢が広すぎて一言でジントニックって最早無理があるよね?になってきてるあれ
さて、ではだらだら垂れ流してみましょう
ジン&トニック自体の基本的な構造はとてもシンプル
これだけ。氷入れたジンに柑橘絞るなりして、トニックウォーターで割る、それだけの筈。
では、何が厄介なのか悩みどころポイントを一個ずつ挙げていきましょう
柑橘は絞るか否か
はい、もう初っ端から厄介です。
ジン自体はしっかり甘味もあるお酒ですので、トニックウォーターで割るだけだと甘ったるく仕上がってしまう”ことも”あります。
そのため大体の場合はライムですが、柑橘類を絞り入れることですっきりとした形に仕立てる、という目的ですね。
しかしまぁ、古典的なスタイルのジントニックなら絞らないですし
特徴的な香りのジンでしたら、柑橘の香りが邪魔になってしまうこともあります。
結局は組み合わせ次第、というところではありますが
「絞っても絞らなくてもどっちでも行けるな」となる相性だと、どっちを活かそうか頭を抱えることになります。
絞るなら柑橘の種類は?

はい、上とのコンビネーションで脳細胞に負担かけてくる奴です。
先述のとおり、大体の場合はライムを絞って済ませることが多いです。
が、国産のジンでしたら大体柚子が使われてるので、そちらの方が相性がいいことはありますし、
主体がレモンのジンでしたら合わせてレモンを足すか、過剰になるから絞らない、って選択肢も出てきます。
柔らか目な仕上がりのジンなら、ライムで鋭くいくよりもオレンジ等で柔らかく纏める。これも手です。
トニックウォーターの種類にもよりますね、重いタイプでしたらライムで軽さを足したくもなります。
ということで、これも相性やコンセプトによって色々ありますので”ライム一択”という訳にもいかないかなと。
柑橘の絞り方は?
はい、柑橘問題3連発です。
「適当に絞ればいいじゃん?」と思うでしょう?そうも行かないんですよ。
絞る分量、絞るタイミング、絞った後をどうするか。結構色々ありますので、例をあげてみましょうか。
ex)1/8でのくし切りライムを使う場合
これはほんの一例です。どれも長所短所がありますが、改めて列挙してくと面倒この上ないですね。
どう影響が出るかについては長くなりますので、また今度にしましょう。
材料の比率は?

黄金比?そんなもの存在しませんよ・・・
あるとしてもそれはその人にとっての黄金比であり、100/100でのベストアンサーは存在しないものと私は思います。
まして、ジントニックの場合材料単体での個性が結構強いので、そこもまた難しいポイントになり得ます。
これも例を見た方が早いのですが、
最後のはある種極端な例ですが、この範囲の広さが分かりますよね?
これも理由あげてくと長いので、省略で。
ジンの種類
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はい、ド本命です。
ジントニックに最適なジンは?って言われて即答は無理でしょう、正直。
これもどんなジントニックに仕立てるかによって当然使い分けしますし、
最近だとクラフトジンブームのおかげで個性的なフレーバーを持つジンが増えたので
幅がより一層広がった感があります。
スタンダードな、定番って言われるジンだけでも4~5種
そこから、更に同程度の価格帯で手に入るものを考えていったりしますとキリが無くなる。
ただ、やはり味の基本骨子はジンの選択で決まるところがあるので、
こだわるのならば、妥協が許されないポイントですね。
トニックウォーターの種類
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意外と厄介なポイントですね。
そもそもトニックウォーターとは何ぞ、が難しいのですが、
日本国内で手軽に手に入るトニックウォーターでも4~5種類。
しかもどれも傾向が結構異なる、分量自体は液中で結構多いということもあり
全体の味わいに結構大きな影響を及ぼします。
先述のジンとの相性もありますのでこれ1種あればいい、とは言い難いのも事実。
ぁ、単品でも実は結構美味しいので、夏場なんかに結構いいですよ。
グラス
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これはそこまで難しいポイントではないのですが
ジントニックって大体タンブラー等のストレートな形状でのイメージが強いかと思います。
が、最近こだわりのジンが増えてきたのもあって
香りをしっかりと楽しむためにも、ブルゴーニュグラス等の広くて丸いグラスで作ることも多々。
気軽なイメージが無くなってしまうので一長一短ですがね、割りそうで怖いのもありますし。
大体、最低限注意するお悩みポイントはこの辺りですかね。
作成時の注意点とか目的とかを省きましたが、改めて見ると結構多い。
色々書きましたが、最もやりたい放題出来るカクテルの1つだと。
こうしたらどうなるかなうへへへへってやってくと、一生楽しめると思いますよ。
文:Shuim3 編集:nanayou
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