先日上げたジントニックについては作り方とかそっちに重点を置いてみたので、
今回は気になるポイント第1位だろう、ジンのご紹介を
ジントニックに使用する場合、を主体としてますので
ところどころ短めに流してます、許したまれ
ビーフィーター
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【あす楽】 ビーフィーター ジン 40度 700ml 正規 shibazaki_BEG 価格:915円 |
まぁ、どこでも見ることが出来る定番ドライジン
リーズナブルな価格帯ではあるけど、別に悪いジンって訳じゃあありません。
この価格帯のジンの中では割と辛口目ですっきりとキレがあるタイプ
尖ったボタニカルの香りがある訳ではないので、スタンダードに使いやすいように見せかけて
さり気無くそのドライさから構成がちょっと難しいという、使い込めば使い込むほど面白い奴
ジントニックにするのであれば、そのキレの良さを活かしたライムをしっかりと効かせた爽やか目なスタイルがいいかと
より特徴を活かすのであれば、若干ソーダを加えてよりドライに仕立て上げるのも面白い
風味の豊かさなんかを楽しむというよりは、夏場等にさらっと飲めるジントニックとしての使用がお勧め
タンカレードライジン
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【あす楽】【包装不可】 タンカレー ロンドン ドライ ジン 47.3度 750ml 正規 価格:1,474円 |
これもすっきり目なタイプの仕上がり、ビーフィーターに比べるとよりクリアで繊細目な味わいですね
ビーフィーターがドライさの中にちょっとジュニパーの太さがあるイメージならば
こちらは全体的によりおとなしく綺麗に纏めて、少し柑橘のニュアンスを立たせた印象
カクテルにするにあたってもバランスが非常に良いため、味を纏める際にそんなに困ることがない
ジントニックとしての使い方は万能型の一言
他の材料の影響をもろに受け、どちらかと言えば主役より裏方に徹するタイプのため
組み合わせによっての相性等はそこまで考える必要が無い
逆に言うと、ジンの個性を楽しみたいという時にはその影の薄さが仇となるため、他のジンを使うべきかと
ボンベイサファイア
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【あす楽】 ボンベイ サファイア(ボンベイサファイア) 47度 750ml 価格:1,485円 |
ヴェーパーインフュージョン(蒸気浸漬法)による揮発性の高い、華やかな香りが特徴的なジン
一部の人には「ボンベイはドライジンじゃなくて、ボンベイってお酒」と言われるくらい特徴的
テイストの方にはそんなにインパクトがある訳ではありませんが、とにかく薬草感のしっかりとした香りの密度があるので
カクテルとして使用する際には、ボンベイの場合専用に構築する必要があるかな、と思います
ジントニックの場合は、その香りの高さを活かしたいので柑橘は絞らなくてもいいかなと
トニックウォーターも重た目なタイプのものを使用して、重厚なジントニックに仕立てるのが楽しい
逆に軽いタイプのトニックウォーターで仕上げると香り高さとのアンバランス感でちょっと違和感を覚える
勿論、それが悪いとは言わないが私的には前者の方をお勧めする
ゴードン
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【あす楽】 ゴードン ロンドン ドライ ジン 43度 750ml 正規 価格:1,253円 |
数年程前にボトルデザインが変更されて以来、味がまるっと変わったジン
旧ボトルであればどっしりとした味わいから、ジンらしさを活かしたマティーニ等にかなり活用されていたが
新ラベル側であるならば、非常に非常に穏やかな味わいとなっているため
ちょっとだけジンの要素が欲しい、といった場合での利用がメインになるかな?と思われる
ジントニックにする場合は、軽めの風味を持つトニックウォーターと合わせて柑橘ををしっかりと絞るのがお勧め
柑橘にはライムやレモンといったしっかりとした酸を持ったものが望ましい
重厚なトニックウォーターを用いると、穏やかではあるが軽くはないゴードンの風味と混ざり合い、よくわからない味へと変異してしまうため
軽めのトニックウォーターに風味をプラスするような形で、サッと飲める優しいジントニックにするのが王道だと
また、元々の香りに爽やかさがそこまで無いため、柑橘でしっかりとそこを補ってあげるのも大事かなと
プリマスジン
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価格:1,261円 |
先に挙げた4種類に比べるとちょっとマイナーですし
そもそもある意味ロンドンドライジンとは異なるものですが、ドライジンではあるので
非常に柔らかく、酸味もあり、甘味が強い。ある意味真に万人受けするジンとはこういうものじゃないか?と
いや、優しい味わい過ぎてベースにするとき若干困ったりもしますけれども
ジントニックにするのであれば、ゴードン同様の理由から軽めのトニックウォーターと合わせるのがお勧め
ただしこちらは元より柑橘のフレーバーがしっかりとしているのでそこまでガッツリ足さなくても問題はないと
実は和柑橘の類との相性が抜群で、柔らかい酸を足してあげると抜群に伸びるジンなのです
カボスや柚子なんかを加える時に結構お勧めのジン
季の美 京都ドライジン
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【あす楽】 季の美 京都ドライジン 45度 箱付 700ml 価格:4,620円 |
はい、数年前より完全国産材料のジンということで一世を風靡したジンですね
ボトルデザインも綺麗なので、ジャケ買いならぬボトル買いする方もしばしば
味や香りも非常に上品にバランスよくまとまっており、柚子や茶、笹由来であろう繊細な香りがしっかり活きてます
とはいえ、尖った特徴があるジンというよりは「和系ボタニカルを繊細に調和させたジン」なので
使い方としてはスタンダードなジンに近いです。繊細に楽しめるアップグレード版のイメージ
ジントニックにする場合、トニックの香りが強すぎると折角の繊細な風味が薄れてしまうので
若干ソーダを足すなりしてトニックウォーターの風味を抑えてあげましょう
それもあるので、出来れば軽めのタイプのトニックをお勧めいたします
折角なので、柚子を絞ってあげますと基軸の香りが伸びてくれますし、リラックスしながら楽しめるかと
とりあえずここ最近の定番品として6種類
ここからは、近年人気のクラフトジンを
ショリゲルジン(スペイン)
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価格:2,398円 |
ジンは好きですか?ジュニパーの香りは好きですか?
ならこれを飲め、今すぐ飲め。ボタニカルはジュニパーベリーオンリーだ。
ヴィクトリアンバット等も大量のジュニパーが使われていることで有名ですが、こいつにいたってはボタニカルがジュニパーだけです
爽やかで丸みのあるテイスト、どこか素朴でゴテゴテした感じの無い味わいが普段のジンベースカクテルの魅力を改めて引き出してくれます
ドライに仕上げたい時にはちょっと柔らかすぎるテイストに思いますが、膨らみのあるテクスチャーが全体を包み込んでくれるので、割といい感じに仕上がりやすいです
ジントニックでの使用感はかなりの万能型
芳醇なジュニパーに香りがどの組み合わせであっても主張しつつ他の味を邪魔しません
ジーヴァイン フロレゾン(フランス)
![]() | ジーヴァイン ジン フロレゾン 700ml_[リカーズベスト]_[全品ヤマト宅急便配送]【キャッシュレス・消費者還元事業対象店舗(5%還元事業者)】 価格:3,498円 |
お前は本当にジンなのか?掟破りの超フルーティージン
ノエゾンとどちらを紹介するべきか悩みましたが、特徴的なのと言えばやはりこちらかなと
ユニ・ブラン(白葡萄)をベースにしたスピリッツにフローラルで繊細なボタニカルを加えた、甘く華やかなジン(?)
いや、ロンドンドライジンのイメージされる鋭さや薬草感がほぼほぼ見られず、ジンと思って飲むと疑問符が避けられないのです
非常に爽やかな香りからは逃げられないので、ジントニックにするのであれば軽いトニックウォーターと合わせて
既存のジンに対するイメージがいい意味でぶち壊されます
サザンクロス ジン(南アフリカ)
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サザンクロス・ジン 43度 750ml 正規輸入品 【箱入り】【南アフリカ産】【ジン】【GIN】【gin】 価格:5,478円 |
お前もまた葡萄スピリッツか、ピノ・タージュ(黒葡萄)をベースにしたスピリッツに
南アフリカのボタニカルを使用した、非常にアロマティックなジン
どんな感じで来るんだろ・・・と思って口にしてみると、繊細で爽やかかつ非常に複雑な香気、ソフトな口当たり
一言で表現すると・・・ラムネっぽい。あの瓶に入った爽やかなあれ。夏の風物詩の。
とまぁ、そんな感じのフレーバーなので、元々十分な爽やかさも持ち合わせているし
柑橘等は特に絞らず、ソニックスタイルぐらいの形で仕上げるのがお勧め
非常にノスタルジーを感じるジンです。
ジンは魂の帰る場所なのかも知れません。
シトラム ジン(フランス)
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価格:2,783円 |
ジン?ドライなリモンチェッロでは?
となること請け合い、柑橘フレーバーマシマシな爽やかジン
一口目でレモン、二口目でレモンと柑橘らしい風味がガンガン押し掛けてくるので
すっきりとしたものが欲しいんじゃ・・・という貴方にお勧めです。
ジントニックにする場合、柑橘は絞らなくていいです、いやこれ以上柑橘させてどうするんや
トニックウォーターは割と相手を選びません、重たいのならバランスよく纏まりますし、軽いのなら実質レモンサワーです
ジンマーレ(スペイン)
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価格:4,766円 |
ボトルデザインが非常にお洒落、一家に一本飾るべき
非常にヴィヴィットなジンです、ローズマリー等の香りが色濃く
口に含んでから最後まで、全編通して地中海産のハーブが鮮やかかつ滑らかに複雑な香りをもって推移するので
いつまでたっても飲み飽きない味を表現してくれる、鮮明な香りが好きな方なら迷わず買うべきなジンです
非常に強い香りを持ち合わせたジンですので、トニックウォーターや柑橘の味に押し負ける、埋もれてしまうということはほとんど無いです
なので相性はさほど気にせずに使えます
ハーブの関係で食欲増進も期待できますぜ
他にも世の中には面白いジンがたっぷりと転がってます
今回紹介したのも極々氷山の一角に過ぎませぬ
クラフトジンって大体その地域の特徴的な材料を全力投球で投げつけてくるので、非常に個性豊かなんですよね
ちょっとスタンダードなものに比べると高く感じるかも知れませんが、飽きることは多分無いと思いますよ?
文:Shuim3 編集:nanayou
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